2社間と3社間ファクタリングにおける違いや使用方法の違いを紹介します

【ファクタリングの仕組み】

未回収の売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらうファクタリングは、取引先からの支払い期間を待たずに現金化することができるサービスです。

売掛金の回収後に自社からファクタリング会社に支払う方法である2社間ファクタリングと、ファクタリング会社が取引先から売掛金を直接回収する方法である3社間ファクタリングに大別されており、それぞれの方法にメリットやデメリットがありますので、利用者に合っている特徴を比較しながら自社に合っているサービスを選ぶ必要があります。

◇売掛債権に必要な書類

売掛債権を発行するには該当する売掛金の請求書が必要となりますが、売掛金が実際に存在することを証明することができれば問題ないので、売掛債権の合計金額や入金日などが明記されている見積書や発注書、納品書などがあれば申請をすることができるファクタリングサービスも増えてきています。

また、請求書や納品書が用意できなかったとしても、債権書の代わりに基本契約書を提出することで、ファクタリングサービスを受けることができるケースもあります。

◇2社間ファクタリング

2社間ファクタリングは、自社とファクタリング会社の2社間のみで契約するファクタリングサービスです。

2社間の場合、取引先にファクタリングを利用して資金を調達していることを通知する必要がないため、「資金繰りに問題があるのではないか」などという不信感を取引先に与えることなく利用することができます。

◇3社間ファクタリング

3社間ファクタリングは、自社とファクタリング会社に加えて、取引先も含めた契約が行われます。

現金化した後の支払いは、取引先から直接ファクタリング会社へ入金されますので、ファクタリング会社にとっては支払い債権の未回収リスクが軽減される点が特徴です。

また、3社間ファクタリングは2社間よりも手数料が安く設定されていることが一般的な点も嬉しいポイントです。

しかしながら、取引先にファクタリングにより資金を調達していることが知られてしまう上に、事前に取引先から合意を得る必要があるため、実際に現金化するまでに時間を要する必要がある点には注意が必要になります。

手軽に売掛債権を現金化することがファクタリングは、売却するための売掛債権が必要にはなりますが、融資と比較して申込みから現金化までのスピードが圧倒的に早く資金調達することができるサービスです。